レンタルオフィスをお探しの皆さん、こんにちは!
「月額3万円〜」の表示を見て問い合わせしたら、実際は5万円だった…。
これ、中古車を買うときの「車両価格50万円」が諸費用込みで70万円になるのと同じですよね。
介護施設選びでも「月額15万円」が実際は20万円超えなんてことがあります。
レンタルオフィス業界も同じ構造なんです。
運営現場で数多くの方の相談に乗ってきた経験から、失敗しない選び方をお伝えします。
1. まずは毎月の予算上限を決めよう
レンタルオフィスは事業の固定費として考える必要があり、起業したばかりの方やフリーランスの方は特に、ランニングコストをしっかり管理することが重要です。
予算設定を間違えると、後から固定費負担で苦しくなり、事業の成長を阻害する要因となってしまいます。
運営現場で見てきた経験では、売上に対してオフィス代が15%を超えると経営圧迫の要因となり、逆に5%以下だと事業に見合わない過度な節約で機会損失を招くケースが多く見られました。
適切な予算設定が成功の第一歩です。
業種別の現実的な予算感
士業の方(税理士・行政書士・社労士など)
- 1人利用:月額4万円〜7万円程度
- 法人登記必須なので住所利用料も考慮
スタートアップ・起業家
- 初期は抑えめに:月額3万円〜6万円程度
- 成長に合わせて移転も視野に
フリーランス・個人事業主
- 自宅との使い分けなら:月額2万円〜5万円程度
- 集中環境重視なら少し予算アップ
2. 「表示価格の罠」を避ける問い合わせ術
多くのレンタルオフィスのWebサイトで見る「月額○万円〜」という表示は、実は家賃部分だけの金額です。
管理費や光熱費、インターネット利用料などは別途請求となることがほとんどで、実際の支払い総額は表示価格より大幅に高くなることが少なくありません。
運営現場での実例では、表示価格3万円が実際には5万円を超えるケースが頻繁にありました。
この価格差を事前に把握せずに契約すると、予算オーバーで短期間での退去を余儀なくされる可能性があります。
問い合わせ時に必ず聞くこと
- 「月額の総額はいくらですか?」
- 「初期費用の総額はいくらですか?」
- 「追加でかかる費用はありますか?」
運営側としては、問い合わせの段階でおおまかな目安をお伝えしているので、遠慮なく聞いてください。
よくある料金構成
- 家賃:基本料金
- 管理費:共用部の維持費(光熱費込みの場合も)
- 光熱費:定額制 or 実費制 or 管理費に含む
- インターネット利用料:月額1,000円〜3,000円
- 住所利用料:会社登記する場合
運営経験からのアドバイス:管理費に光熱費が含まれている場合、大きな部屋を使う人も小さな部屋を使う人も同じ金額を払うことになります。部屋の大きさに応じた定額制の方が実は合理的なんです。
3. 立地vs家賃のバランス感覚
「レンタルオフィスは駅近じゃないとダメ」と考えている方も多いのですが、実は立地と家賃のバランスを見極めることが重要です。
駅徒歩1分と5分では家賃に大きな差が生まれますが、実際の利便性はそれほど変わらないケースも多く、コスト重視なら柔軟に考えることで大幅な節約が可能になります。
運営経験から言うと、立地による家賃差額を年間で計算すると20-30万円の差になることも珍しくなく、この金額を事業投資に回した方が長期的にメリットが大きい場合が多いです。
現実的な選択
- 駅徒歩1-3分:家賃高め、でも利便性抜群
- 駅徒歩5-10分:家賃を抑えられる、実際は問題なし
運営していた経験から言うと、駅から5-10分のオフィスを選んだ方も「実際使ってみると特に不便は感じない」という声が多かったです。特に起業初期でコストを抑えたい場合は、立地より家賃を重視する判断もありです。
立地選びのポイント
- クライアント訪問の頻度を考える
- 最寄り駅の路線数(アクセスの良さ)
- 周辺環境(コンビニ、銀行、郵便局など)
4. 内覧時のチェックポイント
内覧は最も重要な判断材料を得られる機会です。
この段階で見積もりをもらうことで、初めて正確な総額が判明します。
また、実際の作業環境や設備の状況を体感できるため、Webサイトや資料だけでは分からない重要な情報を収集できます。
内覧を軽視して契約すると、後悔する可能性が高くなります。
運営現場では、内覧時に細かくチェックした方ほど長期利用される傾向があり、逆に「なんとなく良さそう」で決めた方は早期退去されるケースが目立ちました。
必ずチェックすること
設備・環境面
- インターネット速度は十分か
- 騒音レベルは大丈夫か
- 空調は個別調整できるか
- 照明の明るさは適切か
- セキュリティは安心できるか
□ 利用条件
- 利用可能時間は?
- 人数制限は?
- 来客対応は可能か?
□ 費用面(見積もりで確認)
- 月額総額はいくらか
- 初期費用の内訳は?
- 追加料金が発生する条件は?
内覧時の質問例
「他の利用者の方はどんな業種の方が多いですか?」
「夜間や休日も利用できますか?」
「駐車場はありますか?」
5. 見積もり比較のコツ
複数のレンタルオフィスを検討する際は、同じ条件で公平に比較することが最も大切です。
各社で料金体系や含まれるサービスが異なるため、一見安く見えるオプションも総額で比較すると高くなることがあります。
表面的な家賃だけでなく、実際に支払う総額と受けられるサービス内容をしっかりと見極めることが重要です。
運営経験では、3社以上を比較検討した方の満足度が高く、1-2社のみの検討では「他にもっと良い選択肢があったのでは」と後悔される方が多い傾向がありました。
比較表を作ってみよう
| 項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 家賃 | 30,000円 | 25,000円 | 35,000円 |
| 管理費 | 8,000円 | 10,000円 | 5,000円 |
| 光熱費 | 3,000円 | 管理費込 | 5,000円 |
| 月額総額 | 41,000円 | 35,000円 | 40,000円 |
見えないコストも考慮
- 交通費:駅から遠い場合のタクシー代など
- 時間コスト:移動時間の価値
- 機会損失:不便さによるビジネスチャンスの逃し
まとめ
レンタルオフィス選びで失敗しないための3つのポイント:
- 事前に予算上限を決める(固定費として考える):売上の10-15%以内に抑制
- 問い合わせ時に総額を必ず確認(表示価格に惑わされない):年間ベースで計算して判断
- 内覧で見積もりをもらって冷静に比較(同条件で比較):最低3社は比較検討する
中古車選びと同じで、「安く見える広告」に飛びつかず、しっかりと総額を把握してから判断することが大切です。
運営現場で見た成功パターン:長期利用されている方に共通するのは、「事業計画に基づいた現実的な予算設定」「複数候補の慎重な比較検討」「契約条件の詳細確認」という3点です。逆に短期間で退去される方は、「見た目や立地の良さに惹かれた衝動的な判断」「予算オーバーへの楽観的な見通し」「契約内容の理解不足」が目立ちました。
起業初期の貴重な資金を無駄にしないよう、この記事のポイントを参考に賢いオフィス選びをしてください。特に初回契約では、解約条件も必ず確認し、事業の成長に合わせて柔軟に対応できる契約を選択することをお勧めします。